名簿業者のこれからの目標

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すごく素敵な感じだ。
まるで厚い雲がさつとひいて、太陽の光があたりに充ちたような感じだ。 生きていくためには働く美意識が力になる。
このような幸福感は、多くの人の働く感性から抜け落ちてしまった。 現代人は、単純労働を嫌う傾向が強いが、職人の仕事の大部分は単純な反復作業から成り立っている。
基本的に仕事というものは、毎日大きく変化するものではない。 たいていは毎日同じ仕事が待っている。
これにいちいち飽きていると、人生のほとんどがうんざりした時間で埋め尽くされてしまう。 仕事が嫌になってしまう理由として、忙しい、辛いという以上に、飽きる、退屈だ、つまらないということがよくある。
単調さの中に、どうやって快感を見つけるかの回路をつくり損ねてしまったケースが多い。 端から見れば、なぜこんな単純な仕事を楽しそうにやれるのだろうと思うかもしれないが、技として快感の回路をつくっていくのが有効だ。
実はかつての日本人は、単純労働を喜びとすることにおいて、非常に強力な身体的習慣を持っていた。 一般に、働くことは無条件に喜びとなるわけではない。
仕事が好きでも、怠けたいときもあるだろう。 だが、その怠けたい気持ちと、働いたときの充実感が自由自在にうまくスイッチできれば、昼と夜のように、休む時間と働く時間が一日のサイクルとしてうまく機能していく。
そのリズミカルな往復運動、休むことと働くことの往復運動を循環させることを、日本人は社会的な慣習として技化していた。 正確には、働くことそのものの中に、その循環は組み込まれていた。

その代表的なものに労働歌がある。 明治の日本を訪れた、大森貝塚の発見者としても知られるアメリカの学者Eは興味深い記録を残している。
『日本その日その日』(T)によると、運河の労働者は、八人で円陣をなして、鍾にくくりつけられた滑車の綱を引き、杭打ちをしていた。 裸になって円陣を組むというのは、日本人ならではの身体作法だ。
綱を引く「時間の十分の九は唄歌に費やされるのであった」という。 Mは、「日本の労働者は働く時は捻ったり歌ったり」していることを興味深く記録している。
当時の日本人は働くときには習慣的に歌をうたっていたのだ。 いま、オフィスで歌を歌いながら仕事をしている集団はいないだろう。
ここでいう歌とは、音楽をかけて聴きながら仕事をする、あるいは鼻唄まじりに働くということとはやや意味が違う。

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